MS ゴシック体やMS 明朝体の文字が印刷すると白抜きに…

MS ゴシック体やMS 明朝体の文字が印刷すると白抜きになってしまうことがあります。
これらの症状を改善するには以下の2点を確認してください。

隠線処理
印刷ダイアログの[シェーディング ビューポート オプション]の項目にある[シェーディング]の設定が[隠線処理]になっているとMS ゴシック体やMS 明朝体の文字がアウトラインで表示されます。標準設定は[表示どおり]という設定になります。
※旧バージョンでは[印刷オプション]の項目にある[オブジェクトを隠線処理]という設定。

システム変数
システム変数とはAutoCADの特定コマンドの動作をコントロールするコマンドで、今件のようにTrueTypeフォントに対する文字の塗り潰しは[TEXTFILL]というコマンドでコントロールされています。

変数値 0 … 塗り潰しが表現されない
変数値 1 … 塗り潰しが表現される

AutoCADで連続印刷（複数の図面を一斉に）

AutoCAD/AutoCAD LTは1年～2年間隔でバージョンアップされています。
当然、バージョンアップに伴い、便利な機能が追加、旧バージョンにおける不具合の改善がされています。
（新しいバージョンにも不具合が付きものですが…）

このように常にソフトがバージョンアップしていく中で、それを扱うユーザが旧バージョンの概念、操作性をそのまま引きずってしまってはもったいない気がします。
（私の周りには不便にCADを使っている方が多すぎて…）

例えば、複数の図面を一斉に印刷する機能。
確かに旧バージョンではスクリプト、外部アプリケーションソフトに頼る必要がありましたが、ここ最近のAutoCAD/AutoCAD LTでは標準で連続印刷できる機能が備わっています。活用しましょう。

※AutoCADはプロッタ・プリンタへの出力とDWFへの出力が選択可能ですが、AutoCAD LTはDWFへの出力のみ選択可能。一旦DWF出力を行い、DWFビューワから一斉に印刷。
※AutoCAD LT 2009から、「ページ設定で指定のプロッタ」への書き出しが可能になりました。